360度カメラは今が買い時! 操作性&コスパを備えた機種が豊富
「360度カメラで撮影してみたい!」カメラ初心者の方からも熱い注目を浴びる360度カメラですが、いよいよ買い時が訪れました!
360度カメラとは、その名のとおりに死角なしの撮影ができるカメラのことです。「全天球カメラ」とも呼ばれており、周囲を360度すべての角度から撮影することを可能にした画期的なカメラです。
一般ユーザーが利用するカメラ市場に登場したのは2013年のこと。それまで360度パノラマでの表現を可能にするApple社の「Camera QuickTime VR」のような存在はありましたが、汎用性の点でいまひとつでした。
RICOHが発売した「THETA シータ」は、普通のデジタルカメラと同じ感覚で使える360度カメラとしては世界初。THETAが登場してからというもの、360度カメラは徐々にその存在感を増してきました。
現在では、Androidスマホユーザーたちの「Google カメラ(Android 4.4以降は標準インストール)」を駆使した高度な画像がSNSを賑わし、また最近のVR=バーチャルリアリティブームとの相乗効果も相まって、大ブームを巻き起こしています。
このブームを受け現在では、有力メーカーが次々と魅力的な製品を投入し、価格もぐっとお手頃になりました。カメラ初心者の方もすぐ操作がマスターできる、操作性のよいモデルも多く発売されています。
この記事では2022年360度カメラの決定版!として、王道・スペック重視・コスパ重視それぞれのジャンルを混ぜた9個のカメラをご紹介します。
360度カメラ選びのポイント
360度カメラが登場してまだ数年。360度カメラ自体になじみがなく、ショップの売り場に並ぶモデルを見てもどれを選べばいいのかわからない、というのも無理もありません。
まず360度カメラを選ぶときに注意したいことは、360度カメラとしての性能とデジタルカメラとしての性能を分けてチェックすることです。
自分が欲しいと思う360度カメラをイメージしたうえで、購入候補モデルを絞っていくようにすると選びやすいですよ!
■360度カメラとしてのスペックチェック!
最初に覚えておきたいことは、360度カメラには「半球カメラ」と「全天球カメラ」の2種類があるということです。
- 半球カメラは、カメラのまわり(=360度)+上部180度の半球の範囲、これらを一つのレンズを使って撮影します。全天球カメラと比較すると、非常に安価で購入できます。
- 全天球カメラは、半球カメラのレンズ二つを組み合わせて、それぞれのレンズで撮影した画像を合成するというものです。最新機種ともなると10万円オーバーの機種が多くなりますが、全天球カメラは「上下左右360度」をカバーする真の意味での「360度パノラマ写真」を撮影するには必要です。
半球カメラは低コストで購入できますが、上下左右360度を撮影するためには、全天球カメラを購入する必要があります。
■デジタルカメラとしてのスペックチェック!
360度カメラはデジタルカメラの一種ととらえれば、デジタルカメラとしての機能も当然要チェック。画素数・操作性は、怠りなくチェックしてくださいね。
おそらく360度カメラで撮った写真は大画面ディスプレイや、VRツールで楽しみたい方が多いのでは?となると美しく細部まで表現する映像を求めるなら「画素数」チェックは必須。2020年現在では、4K静止画対応についてはほぼ標準装備です。スペックにこだわるなら動画も4K対応のモデルを選びましょう。
スマホとの連携や専用アプリの操作性も重要なチェックポイント。撮影したデータを加工する作業でもたつくと撮影自体が面倒になってきます。ここはしっかりチェックおきたいポイントです。
360度カメラ機種選定に迷ったら! おすすめモデル9選&ランキング
現在世界中のメーカーが総力を挙げて開発している360度カメラ!
今回この記事では360度カメラのおすすめしたいモデルだけをピックアップしました。もちろん性能詳細について記載ありで、自信を持っておすすめする間違いのないベストなチョイスと自負しております。
ぜひあなたも自慢の360度カメラで、InstagramほかSNSで「いいね!」が殺到する画像をゲットしてください!
1.おしゃれでコンパクト! 「 IQUI」【PR】
重量が60gと非常に軽量でコンパクトなペン型の全天球カメラ。外観がおしゃれであるため、男性だけではなく女性にもぴったりです。「IQUISPIN」という専用アプリを使用するとSNSへのシェアが簡単な点も魅力の一つ。
コンパクトでデザイン性のあるモデルをお探しの方におすすめです。
タイプ | 全天球 |
静止画解像度 | 5760 x 2880(Stitching後) |
動画解像度 | 2880 x 1440(Stitching後) |
2.4K動画撮影ならおまかせ! 「RICOH THETA Z1」
RICOH THETAシリーズの最上位機種です。2300万と言いう驚異の画素数を誇り、ビジネスユースとしても十分なスペックです。有機ELパネルが搭載されているので、カメラ本体で設定情報や撮影残り枚数の確認ができるようになりました。アプリの操作を覚えなくてよいので初心者の方にもおすすめです。
タイプ | 全天球 |
静止画画素数 | 2300万画素 |
動画解像度 | 4K対応 |
静止画記録枚数 | JPEG 約2400枚 |
動画記録時間 | 一回当たり最大5分/合計25分 |
▼RICOH THETA Z1をレビュー
・360°カメラがおもしろすぎる!リコーのTHETA Z1をレビューしました!
3.360度カメラの入門モデル「RICOH THETA SC2」
2020年12月13日より360度カメラの日本におけるパイオニアとも言えるRICOHから発売された360度カメラです。コンパクトでデザイン性も高いながら、4K撮影ができるため『初めての360度カメラ』に非常におすすめです。スマホ撮影のような感覚で手軽に全天球の人の目をひく撮影ができます。
タイプ | 全天球 |
静止画画素数 | 5376×2688 |
動画解像度 | 4K対応 |
▼RICOH THETA SC2の魅力解説
・360度カメラの入門モデル!RICOH THETA SC2を徹底解説
4.5.7Kの超高解像度「Insta360 ONE X2」
Insta360が発売した5.7Kの超高解像度の360度カメラ。動画の解像度重視ならこのモデル一択。
IPX8であるため、サーフィンなどでも使用が可能な点も魅力の一つ。
性能詳細カメラタイプ | 全天球 |
静止画画素数 | 1800万画素 |
動画解像度 | 5.7K対応 |
動画記録時間 | 80分 |
5.丸いフォルムが可愛い! 「サムスン電子 Gear 360」
リモコンや三脚、雲台までついて1万円台で購入できる、お得な360度カメラです。2017年にモデルチェンジされ、より洗練されたフォルムに生まれ変わりましたが、丸いかわいらしいフォルムはそのままです。
タイプ | 全天球 |
静止画画素数 | 1680万画素 |
動画解像度 | 4K対応 |
6.タフネス360度カメラ! 「GARMIN VIRB 360」
10メートル防水や、耐衝撃機能などタフネス性能が充実した360度カメラです。ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクといったいわゆるサイクリストと呼ばれる人たちの間で人気です。
タイプ | 全天球 |
静止画画素数 | 1500万画素 |
動画解像度 | 4K対応(5.7Kまで可能) |
7.水中撮影ならこれ! 「360fly 4K」
なんといっても大きな特徴はそのリアルボール型のボディ!アメリカの360fly社の「360fly 4K」は水中撮影に最適なスペックを備えた360度カメラです。10メートル防水、1.5メートル耐衝撃、-20℃までの低温に耐えられます。半球カメラだからこそ、不自然なつなぎ目のない自然な画像が撮影できます。
タイプ | 半球 |
静止画画素数 | 1800万画素 |
動画解像度 | 4K対応(5.7Kまで可能) |
8.名品と名高い360度カメラ! 「THETA SC」
2016年10月発売ながら、その操作性の良さと性能のバランスで現在も名品と名高い「THETA SC」シリーズ。側面に電源や無線、撮影モードの切り替えができ、ボタン本体中央部に配置されているので、スマホと同じように、親指で操作できます。シンプルだからこそ長く使いづづけられる360度カメラです。
タイプ | 全天球 |
静止画解像度 | 1200万画素 |
動画解像度 | 4K未対応 |
9.プロユースの360度カメラ! 「Insta360 Pro」
バッテリーを含めた重量が1キロオーバー(1,228グラム)であることからわかるように、あらゆる機能を搭載したプロ仕様の360度カメラです。ジンバル(スタビライザー)が搭載され手ブレの心配なし!さらに撮影動画のVR編集をこのカメラが行ってくれます。2020年春夏発売直後の実勢価格は40万円近く。しかしそれも納得のハイスペックです。
タイプ | 全天球 |
静止画解像度 | 1680万画素 |
動画解像度 | 4K対応(8Kまで可能) |
編集後記
最近、話題の360度カメラの、おすすめ9選をご紹介させていただきました。各メーカーが様々な価格帯やスペックの物を出しているので、間違いのないベストなチョイスをお選びいただくヒントになれば幸いです。360度カメラを持っていれば、旅行や登山にいった際に、美しい景色を360度すべて記録する事が可能。大切な思い出を大画面に映したり、VRで臨場感たっぷりに楽しむこともできます。春夏の旅行シーズンに新しいカメラの表現方法を試したい方におすすめです!