出典(Source):Fairy Drone: The Ultraportable Full HD Aerial Photographer by Fairy Drone — Kickstarter、以下同じ
もくじ
進む価格破壊!
フルHDドローンが99ドルから!!
ソニー製カメラセンサーを備えフルHD動画の撮影が可能な重量約140gのドローン登場。現在、アメリカの大手クラウドファンディング・プラットフォーム『キックスターター』で個人からの出資を募っているところですが、その金額が99ドル(約10,848円)とお安い!
日本に届けてもらうには別途送料などが必要なので「99ドルポッキリ」で機体が手に入るわけではありませんが、基本価格がここまでお安いというのは、なかなかインパクトあるんじゃないでしょうか!?
Fairy Droneの仕様と特徴
折りたたんだ状態のサイズは128×66×33mm。フットプリント的には「1,000円札(15×76mm)」よりコンパクト。
カメラの画角(FOV)は115°とワイド。ソニー製の1/2.5インチ800万画素センサーを備え、jpgの静止画と、1080/30fpsの動画撮影に対応します。
飛行時間は公称最長16分。
角のない丸いフォルムは近未来的です。
製品のセットは(1)ドローン本体、(2)充電器、(3)バッテリー、(4)micro USBケーブル。(5)の専用コントローラーは149ドル以上のセットに含まれます。
iOS/Android用の専用アプリでも操作できます。
Fairy Droneで撮影した写真
太陽光の下で、植木をバックにした女性を撮影したサンプルは以下の通り。シャツの方などが白飛びしているものの、髪の毛や植物の影はそこそこ潰れずに写っている印象です。当たり前の話として、10万円超のドローンで撮影した写真と比べると見劣りしますが、「99ドルから」というお値段を考えるなら、不満は感じないはずです。
広角レンズなので画像の縁にゆがみが生じていますが、顕著な光量落ちはありません。
セルフィーを撮ってみたところ。
Fairy Droneで撮影した写真
動画の撮影サンプルはこちら。ジンバル(スタビライザー)を備えていないため、細かな揺れはそれなりに気になるところ。ただし、カジュアルな撮影であれば十分こなせるレベルと言って良いでしょう。
編集後記
この機体は中国深センのドローンメーカーSimtooが開発しているもので、キックスターターにおけるプレッジ(個人による出資誓約)の受付は 2018年6月15日21:51(日本時間)まで。記事作成時点におけるプレッジをした人(バッカー)の数は1,155人となっており、盛況のようです。また、製造が予定通りにした場合の発送予定は、2018年7月とのとこです。
なお、技適についての記載は発見できなかったため、日本での利用を想定して入手を予定している方は事前にメーカーに問い合わせるなどして、電波法違反にならないか確認することをおすすめします。