ドローン物流の指針を政府が作成。ドローンが運ぶ、物流の未来とは。

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物流業界では、ドライバーや倉庫作業員の人材不足について叫ばれて久しい状況にあります。また、離島を含む過疎地では運送業者不足が特に顕著で、かねてよりドローン物流の実用化が期待されていました。

物流ドローンの実用化に向けた指針を政府が作成

25日、政府がドローン物流の実用化にむけたガイドラインづくりに乗り出したことがわかりました。すでに実証実験を行なっている企業や自治体を整理したうえで、新規のドローン物流事業の参入を促す方針です。

ドローン物流が実装化されれば物流困難地域の支援ができるとともに、将来的には地元地域の雇用創出にも繋がるとされています。

実装化のポイントは「レベル4」

政府が定める小型無人機による空の産業革命にむけたロードマップでは、飛行レベルを4段階で定義しています。

レベル1 目視内での操縦飛行
レベル2 目視内での自動・自律飛行
レベル3 無人地帯※での目視外飛行(補助者の配置なし) ※ 第三者が立ち入る可能性の低い場所(山、海水域、河川・湖 沼、森林等)
レベル4 有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(補助者の配置なし)

現在のドローン飛行の規制は「レベル3」の段階で、ドローンの機体が操縦者の視界から外れる「目視街飛行」は第三者が立ち入る可能性の低い場所のみに限定されています。

ドローンが利用する電波の通信網整備に加え、電波が途絶えた際の備えや、社会受容性なども今後の課題とされています。政府はこれらのドローン物流における課題点を集め来年度中にガイドラインとしてまとめる方針で、課題解決に向けた規制緩和の方向性も探るとしています。

令和4年度には有人地帯での目視街飛行「レベル4」の実用化を目指していますが、まずは過疎地へのドローン物流を早急に実用化すべきとして「レベル3」の規制範囲内で実用化するガイドラインを作成します。

ドローン物流 各企業の実証実験

すでに各企業が実証実験を進めているドローン物流。VIVA!DRONEでは国内企業の実例を下記記事にて紹介しています。

ANA、武田薬品がドローンで医薬品を配送。世界が注目する医療用ドローン

楽天、山岳エリアの高度差におけるドローン配送飛行の実証実験に成功!

ドローン配送サービス開始!伊那市×KDDI「ゆうあいマーケット」

ドローンが運ぶ物流の未来とは?A.L.I.がSBSホールディングスと試験開始

次世代ドローンを開発するエアロネクストとセイノーが業務提携、スマート物流事業化に向けて

編集後記

新たな配送手段として期待されているドローン物流。国内でも大企業やスタートアップ企業が力を合わせ、安全なサービス提供のための実証実験を重ねています。国をあげてドローン物流のためな安全な制度設計を推し進めています。






2021.03.26