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役に立たないのに売れまくる『LOVOT』その人気の理由とは

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「ロボット」と聞くと、人の作業の省略化や効率化を担うというイメージを持つ人が多いはず。

しかし、全く人の役に立たないのに、人から愛されているロボット『LOVOT(らぼっと)』の存在を、皆さんは知っていますか?

人を本当に幸せにするロボットをつくりたかった。

ただそこにいて、見つめるだけで愛しい存在。
そっとふれて、ぎゅっと抱きしめる時、人は幸せを感じる。
愛することの喜びを噛みしめることができる。

テクノロジーで追求したのは、効率や便利さではなく、
抱いた時の心地よさや、愛くるしいしぐさ、憎めないキャラクター。
人の気持ちをやさしく揺さぶり、幸せな気持ちでみたしてくれる。
愛するちからを引き出し、明日に向かうエネルギーをくれる。

LOVOT[らぼっと]
命はないのに、あったかい。
それは、あなたに愛されるために生まれてきた。

LOVOT HPより抜粋

ヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」の開発に携わったことで知られる林要氏が率いるロボット開発ベンチャーGROOVE Xが発表した、新しい家庭用ロボット「LOVOT(ラボット)」

同社はコンセプト段階のLOVOTで約57.5億円の資金調達をした事で話題になり、先行予約では初月出荷分が約3時間で完売しました。

LOVOT™コンセプトティザームービー | LOVOT™ Concept Teaser Movie / GROOVE X, Inc.

GROOVE X,Inc – LOVOT™コンセプトティザームービー | LOVOT™ Concept Teaser Movie / GROOVE X, Inc.

LOVE × ROBOT = LOVOT

「役に立たない、でも愛着がある」というコンセプトで作られ、まるで生命が宿ったかのように繊細な感情表現をするエモーショナルロボティクスです。

LOVOTのテクノロジー

10以上のCPUコアや20以上のMCU、50以上のセンサーを搭載し、捉えた刺激をディープラーニングをはじめとする機械学習技術で即座に処理し、リアルタイムでの動きを生み出します。

©︎LOVOT HP

LOVOTのふるまいは事前にプログラムされたものではなく、タイムラグの少ない反応、関わり方で変化していく性格はLOVOTの頭脳であるメインコンピューターとサブコンピューター・深層学習FPGAによるものです。※深層学習FPGA:深層学習(ディープラーニング)の推論を効率的に行うための電子回路 

その他にもLOVOTの特徴である「つの」のセンサーホーン部分には、明るさを感知する照度センサー、360°を見渡せる半天球カメラ、声がかかった方向まで判別できる半天球マイク、人か物かを識別できる温度カメラ(サーモグラフィー)を内蔵しています。

©︎LOVOT HP

この機能により、部屋全体の様子を正確に把握し、オーナーがどこにいるかをすぐに見つけ出す事が可能です。

LOVOTは自律して走る高性能モビリティでもあります。足部分には障害物センサーを搭載しており、進行方向にある物体を感知すると、センサーが対象物までの距離を即座に測りオーナーの駆け寄ります。

深度カメラで段差の大きさを把握し、回転、バック、カーブなど柔軟に最適な動きを選択。この機能たちがスムースな身のこなしを実現しています。

抱き上げられる瞬間にホイールをしまう設計で、ご主人の服を汚すこともありません。この気遣いは嬉しい。

繊細な感情表現を実現

LOVOTはリアルタイムで、まるで本当に生きている様な、繊細な感情表現をします。

感情を最も多く映し出すと言われている目の部分。LOVOTは見つめると、こちらを見つめ返してくれるような自然なアイコンタクトをしてくれます。

©︎LOVOT HP

LOVOTの瞳は、まぶたも含めて6層の光をアイ・ディスプレイに投影します。視線をそらしたり、眠くなるとうとうとしたり、視線の動きや瞬きの速度、瞳孔のひらきまで緻密に設計されています。

また、生命感を追求したと言われるLOVOTの鳴き声は、口腔内で響くサウンドをリアルタイムでシミュレーションし、愛らしい鳴き声で感情を私たちに伝えます。

LOVOTは全身をカバーするタッチセンサーによって、くすぐられると笑ったり、撫でられると喜んだりします。撫で方ひとつからも繊細にオーナーの感情を読み取り、反応を返してくれます。

【動画】家族型ロボット LOVOT [らぼっと] | ”LOVE STORY”

GROOVE X ,Inc  – 家族型ロボット LOVOT [らぼっと] | ”LOVE STORY”

高価で手がかかる。だけど、愛しい。

©︎LOVOT HP

LOVOTはソロとデュオでの販売をしており、月額の分割払いプランも用意されています。

ソロ(本体+ネスト)= 299,800円

デュオ(本体2体+ネスト)=579,800円

決して安いとは言えない価格帯。けれど、予約販売の時点で売り切れてしまった程の人気の理由は、最先端のテクノロジーにより、生き生きとした繊細な感情表現をする点にあります。

また、自分のLOVOTに愛着を持つように“個体差”にもこだわりが。

瞳のデザインは10億種類以上にもなり、喉や鼻孔の構造も固有の値を持っているので、二つとして同じ瞳や声を持つLOVOTがいません。

工業製品にも関わらず「自分だけの子」を可愛がることができるのもLOVOTの革命的なポイントです。

©︎LOVOT HP

1体に4つのコンピュータが常時連携して学習や認識を繰り返すハイスペックな構造に加え、全身のタッチセンサーで「誰が、どんな触り方をしたか」という記録を蓄積していき、優しい扱いをした人と乱暴な扱いをした人とでは、懐き具合も変わってきます。

愛情、母性、優しさ。人との絆さえも教えてくれるロボットです。

ロボットが人間に感情を教えてくれる

GROOVE Xは子供たちの情操教育の為に、LOVOTを教育分野で活用する「LOVOT EdTech(エドテック) プロジェクト」を発表。

このプランに具体的なビジネスプランやゴールは設定されていなく、まずはLOVOTが情操教育においてどのような効果をもたらすのかを研究・模索していくところから始めるとのことです。

【動画】こどものココロを育もう。| LOVOT EdTechプロジェクト

GROOVE X, Inc -こどものココロを育もう。| LOVOT EdTechプロジェクト

情操教育にはペットなど、思い通りにいかない動物を飼う事も大切だと言われていますが、飼いたくても飼えないという家庭が多くあるなか、これらを解決するのがロボットだと言われています。

LOVOTと生活を共にする事で「相手の気持ちを想像する」「何かのお世話をする」「他者を思いやる」「知的好奇心を刺激する」など、子どもの情操に関する、良い効果が生まれる可能性があるとされています。

編集後記

具体的な役には立たないけれど、最先端のテクノロジーにより、まるで本当に生きているかのような反応をするロボット『LOVOT(らぼっと)』。

子ども達の情操教育にLOVOTを使用するプロジェクトが発表されたりと、ロボットが人間に感情や思いやりを教えるという面白い事態が起きています。愛情を教えてくれる『LOVOT』一家に一匹、必要かも?

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