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脱初心者!プロが教える みるみる上達する5つのドローン操作練習法

2017.09.29

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ドローンを操縦するプロフェッショナル

ドローン操縦を独学で学ぶにしても、資格取得に挑むにしても、知っている知らないのでは上達スピードが変わってくる練習法やコツがあることをご存知でしたか?

この記事では、JUIDA認定『無人航空機操縦士』、DJI認定『スペシャリスト』、『インストラクター』資格を有する当社所属のプロ操縦士が実践するドローン操作練習法を『ビバ!ドローン』をご覧の皆さまだけにこっそりとご紹介します。脱初心者を目指している方は、ぜひ、すみずみまでチェックしてみてください!

脱初心者のために体得すべき感覚とは?

人間は通常、地面の上を歩いたり走ったりして生活しています。そのため、人は地に足がついた状態の速度感覚」と「高低感覚」に縛られています。そして、この感覚は、地上に比べて摩擦が少なく、上下の移動幅が大きい空を飛ぶドローンとは、大きくかけ離れているのです。

ドローンを自分の身体の一部のように操れるようになるには、この「空飛ぶ物」独特の感覚を体得する必要があります。そのためには、1にも2にも実践と練習あるのみですが、はじめに知識としての理解があれば体得のスピードも早くなると言うもの。そこで、この記事では「キホン」「5つの練習法」「オマケ」に分けて、空を飛ぶドローン独特の挙動を理解して、自由に操るための考え方と練習法を解説していきます。

ドローン操作と練習のコツ

【キホン】ドローン操作はジワリとするべし

ドローンを操作する様子

(↑)こんな操作は、ダメぜったい。

ドローンのプロポ(コントローラー)の操作は、緊急時以外は常にゆっくりと行なうようにしましょう。

なぜ、急激な操作が良くないのか? という理由は3つあります。

1つめの理由は、ドローンの挙動に勢いがつきすぎて、意図せぬ場所まオーバーラン(フライ)してしまうこと。「車は急には止まれない」と言いますが、空中に浮いていて地面との摩擦がないドローンは、車よりももっと急な停止や方向転換が苦手です。

2つ目の理由は、空撮などを行っている際に写真や映像がブレてしまうからです。スリリングな演出をしたい場合などを除き、ガクガクと揺れる動画が良いことはありませんので、滑らかで安定した映像を撮るためにも急激なドローンの操作をさけるようにしましょう。

ジンバル(スタビライザー)を搭載したドローンであれば、ドローン本体の傾きや揺れはかなり吸収されますが、実は操作が急激すぎるとジンバルが大きく動きすぎプロペラガードなどが映像に写り込んでしまうことがあります。これが、ドローンを急激に操作するべきでない3つ目の理由です。

空撮をする際は特に、そうでない時でも急激な速度変更や方向転換を行わずゆっくりと操作するべき、というのが以降のすべてのコツに共通するドローン操作のキホンです。練習時の目安としては、人が歩く半分以下の速度で移動させていくイメージでドローンをコントロールすると良いでしょう。

また、そのような速度感での操作を実現するためには「スティックが傾いたかわからないくらいゆるやかに動かす」「グイグイと動かさず、ジワッと動かす」ことが大切です。

【練習法1】高さ感覚をつかむ

ドローンを飛ばす高さを体得する練習

(↑)普段の生活では意識しない高さを感じられるようになるのが第一歩。

航空法上による規制の上限であれば150メートル未満まで、実際の空撮でも30メートル前後の上空まで、空を飛ぶドローンを自在に操るためには、地上に居る人間の感覚を超えた高さ認識能力を養う必要があります。

具体的な方法としては、5メートルごとに上昇とホバリングを繰り返し、アプリの画面で高度を確認します。これを繰り返すと、自分が「5メートルあげた」と思ったときにアプリ上の高度表示もピタリと5メートルを指しているようになってきます。最後にはアプリの表示を見なくてもドローンがどの高さにいるかを「感じられる」ようになることを目指しましょう。

【練習法2】奥行き感覚をつかむ

カラーコーン

(↑)奥行き、距離感をつかむ練習にはカラーコーン(三角コーン)などを活用するのがおすすめ。

高さ感覚をつかんだら、次に必要なのは奥行きの感覚です。

この感覚をつかむためには、ドローン練習場に10メートル間隔で「カラーコーン」や「バツ印」を用意して、目視のみで「10メートル進んだ」と判断したタイミングでホバリングをします。そこでカメラを真下へ向けてして、画角の真ん中に三角コーンや☓印があればOK。ずれてれば、その距離が自分の奥行き感覚と実際の飛行距離の差になるので、アジャストするようにしましょう。

当然のことながら、この練習の際にはアプリの距離計を見てはいけません。また、ドローン機種を自分の方に向けた「対面飛行」でも同様の練習を行なうのがベターです。

最初は自分の目線と同じ高さで飛ばしながら練習をし、さらに5メートル、10メートルなどと高度を変えて練習をすれば、高さと奥行きを直感的に感じ取れるようになります。こうなればしめたもので「ドローンがどこにとんでいくかわからない」という不安を感じることなく、自在に飛行させられるようになります。

高さと奥行きに関しては、ブルース・リーの名言ではありませんが、「考えるな! 感じろ!」というアドバイスが的確だと言えるでしょう。

【練習法3】8字の飛行で操舵感を磨く

ドローン,8の字飛行

(↑)8の字飛行のルートをアプリで記録でした例。

最初は横8の字、慣れてきたらより奥行きのある縦8の字を練習しましょう。

飛行ルートは『DJI GO』などのアプリで確認できるので、これを見て自分が実際に飛んだラインがどれだけキレイな「8」かを見てみましょう。どれだけしっかりと「8」を書くことを目指しても、最初はどこかに乱れが見えるので、そこから自分が苦手な操舵角がわかります。膨らみやしぼみ、ギザギザなどが見えたら、そこが自分が不得意な操舵角になるので、集中的に練習しましょう。

なお、ドローンの操縦方法(プロポの設定)には、モード1とモード2の2種類がありますがモード1では左手のみの操作で「8」の字飛行ができるため比較的容易です。

一方で、モード2では、旋回中に左右のスティック(ラダーとエルロン)を操作するバランスとタイミングがずれる、ときれいな旋回ができません。うまく操作するコツとしては、ラダーを入力する前にほんの少し、エルロンを入力する(当て舵)をすることで、これによりスムーズな旋回ができるようになるはずです。

【練習法4】ノーズインサークルを極めて即戦力になる

ドローン,ノーズインサークル

(↑)ノーズインサークルの例。円の左下にかけて円が滑らかではないのは微調整によるズレが生じたため。
映像の揺れなどにつながるため本来はこのような「チョコチョコ修正」はNGです。

ノーズインサークルは、機首を被写体や操縦者など1つの対象に向けたまま、そこを中心点にして旋回する飛行方法です。ミュージックビデオなどの空撮映像で多用される飛行方法のため、動画空撮の現場ではニーズが多く、また、失敗が許されない類のテクニックでもあります。

基本的な練習として、操縦者を中心として5メートル、10メートルなどの一定距離を保ちながら回転する方法がおすすめです。また、キレイな正円を描くコツとしては、旋回が強くなり過ぎそうな時は、エレベーター(上昇)を軽く入れることで機首がまわり過ぎることを防ぐことができます。だたし、エレベーターの入力が強すぎると、機体がきつく前傾しプロペラガードが映像などに映りこむため、注意が必要です。

【練習法5】GPSに頼らない飛行で操作精度を高める

(↑)GPSを切って練習しておけば、屋内などでGPS電波を受信できない場所でも飛行が可能になります。

日本で最もメジャーなDJI製のドローンはGPSや気圧センサーなどを搭載しており、それらの補助を受けて自動で機体を安定させる機能を備えています。これらのアシストがすべてオンになっていれば、プロポ(コントローラー)から手を離していても、ドローンは1カ所からほとんどズレることなくホバリングを続けています。

このようなアシストを利用することで安定した飛行が可能になるのは事実ですが、室内で飛行する場合やライセンス試験の際などにはGPSをオフにする必要があることもあります。また、アシストに頼りすぎると、GPS信号をロストした際にまともに機体をコントロールできない可能性もあるため、脱初心者を目指して練習する場合はGPSをオフにして水平維持機能のみをオンにした「ATTIモード」で練習をするのがおすすめです。

なお、GPSをオフにした飛行では、機体の挙動が通常より不安定になる場合がありますので注意が必要です。周囲に人や物がない場所で飛ばすか、室内やネットに囲われた場所で練習をするなどの対策をするようにしましょう。

【オマケ】いつでもどこでも練習ができるウラ技!?

DJI,GO,シミュレーター

(↑)Mavic Proをシミュレーターで操作している様子。
実機の前に障害物があるとセンサーが反応して警告(画面左上、赤字)を表示するあたりがリアル。

『DJI GO』もしくは『DJI GO4』アプリには、フライトシミュレーター機能が搭載されています。もちろん、屋外での飛行を完全にシミュレーションできるわけではありませんが、墜落の心配もなく夜中でも人口集中地域でも練習できるといった簡便性がなによりの魅力です。実機で飛ばす前に、操作に呼応する機体の動きを理解するためにはもってこいの方法なので、ビギナーの方は、ぜひ活用してください。

まとめ

近年に発売されたDJI製のドローンなどは、とても安定性が高く初めて飛行させる場合でも意外とカンタンだと感じるかもしれません。右へ左へ、上へ下へと動かす分には、カンの良い人なら特別な練習をすることなくスムーズに操作できるはずです。

しかし、自分が思った通りの角度にカメラを向け続けながら動画を撮るといった操作や、クライアントが望む通りの速度で飛行しながら映像を撮るというプロの仕事となると、求められる操作の難易度が上がります。

ビギナーから中級、上級者へ進む第一歩としては、まず「急激な操作をせず、ジワッとなめらかに機体を動かす」ことを徹底しましょう。その後は、高さと奥行きを直感的に把握できるようになるまで練習を繰り返し、苦手な操作方向がわかる8の字や実戦で多様されるノーズインサークルなどの飛行方法を磨き、仕上げに非GPS環境でも自信をもって操縦できるようになれば、「脱初心者」を完了したと胸を張って言えるでしょう。

ドローン練習場に通って実機でのフライト経験を積むのがベストですが、時間が無い時はアプリのシミュレーターも活用して操縦の腕を磨けば一歩上のドローン・オペレーターになれるはずなので、趣味でも仕事でもドローンを活用できる幅が広がること間違いなしです。

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