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学生エンジニアの激闘がアツい! ロボットバトル大会DJI RoboMaster 2017の決勝戦を現地からレポート!

2017.08.06

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RoboMaster 2017で優勝した華南理工大学のヒーローロボット

ハイテクマシンの激闘と人間ドラマが魅力のロボット・バトル・エンターテイメント『RoboMaster』 2017の決勝戦が2017年8月6日に中国広東省深セン市で開催されました。

DJI RoboMaster 2017 決勝日のレポート

4ヵ所で開催された中国国内予選と、1つの国際予選を経て、香港とアメリカのチームを含む32チームが本戦に出場。その後の戦いを勝ち残ったベスト4チームが、この日の決勝トーナメントに挑みます。

なお、この記事の前編として『DJI RoboMaster 2017現地レポ&観戦ガイド!』記事がありますので、まだお読みでない方は、ぜひ、先にこちらの記事をチェックしてみてください。

 » DJI RoboMaster 2017現地レポ&観戦ガイド!

会場&バトルの様子

優勝チームには、このトロフィーと20万元(約320万円)の賞金が主催者のDJIより贈られます。
RoboMaster 2017 トロフィー

ロボットが「弾」を撃ち合い、バトルを繰り広げているフィールドはこんな感じ
RoboMaster 2017のバトルフィールドと審判員

バトルフィールドにはドローンも参戦していますが、役割は限定的。DJIの大会マネージャー(運営責任者)によれば「ドローンメーカーのDJIが主催するイベントでドローンを強くしようとすれば、際限なく強くできる」とのことで。あえて控えめな役割を与えるようにし、ゲームバランスを維持しているそうです。超訳すると「なぜ、ドローンの力を抑えているかって? 強すぎるからだよ」という感じでしょうか?

というわけで、試合の際のドローンはステージの外周、しかも片サイドしか飛べないという縛りが設けられており、以下の写真をよくみるとワイヤーに接続されている様子がわかります。
RoboMaster 2017のバトルフィールド上空を飛ぶボローン

参戦しているロボットのオペレーターは真剣そのもの。インカム越しにチームメイトに檄を飛ばしながら操作を行っています。
RoboMaster 2017で戦うオペレーター

DJI RoboMaster 2017 の舞台裏

試合の合間にはコースに散らばった「弾」を片付ける作業が行われます。
RoboMaster 2017の試合の合間にバトルフィールドを片付ける人々

こちらはドローンのバッテリーを取り替える人。
RoboMaster 2017の試合の合間にドローンのバッテリーを交換刷る人

試合の合間に一斉に人が集まり、サッと仕事を終える様はみごと。歴史の浅いイベントにありがちな「グダグダ感」はまったくありませんでした。

会場に表示されるデータ

会場中央にある巨大なディスプレイには、まるでテレビゲームのように、詳細な情報が表示されています。RoboMaster 2017の会場に表示されるディスプレイとアイコンの意味

左右に並んでいるのはバトルに参戦しているロボットの一覧で、撃破された機体はグレーになります。その隣にあるのはベースと呼ばれる「大将」ロボットのHP。このゲージがゼロになるといくら他のロボットが生き残っていても負けとなります。ちなみに、安全上の理由でドローンへの攻撃が認められていないため、ドローンの表示はここにはありません。

画面中央の表示は上から順にラウンド数、残り時間、勝ちラウンド数となっています、ゲームは5分7ラウンド制で、4ラウンド先取で勝利です。

チーム名の下に表示されているのは、今年から導入された新システム「エンジニアロボット」がサポート・ボックスをポールにデプロイした数を示しており、これが5つになると相手のHPにかかわらず勝利できる、というのが今大会からの新趣向。

DJIの大会マネージャーいわく「不確実性を高めるために導入した」システムとのこと。その狙いどおり、決勝戦でもこのシステムのおかげでひと波乱が起こったのですが……詳細はこの記事の後半でお伝えします。

試合の合間には、このような画面が表示されどちらが有利にゲームを進めていたのかがわかるようになっています。
RoboMaster 2017のデータ

ライブ配信ブース

中国国内向けへは複数のプラットフォームで、海外向けにはTwitchで配信が行われていました。配信ブースとカメラクルーがかなり大規模で、この大会にかける主催者の意気込みが感じられます。
RoboMaster 2017のライブ中継席

DJI RoboMaster 2017 の決勝戦

決勝戦で対決をしたのは、こちらの2チーム。

【華南理工大学】チーム名は「華南の虎」。その名の通り、スピーディーかつアグレッシブな攻めを得意とするチーム。2016年大会では3位。

【山東科技大学】チーム名は「SMARTROBOT」。戦術の巧みさとチームワークを駆使した攻めを得意とするチーム2016大会では8位。

ロボマス史上屈指の名勝負

ファーストラウンドは、最も攻撃力の高いヒーローロボットで速攻をしかけた「華南の虎」が圧勝。しかし、続く2ラウンドでは、「華南の虎」のヒーローロボットが弾込めをするのを巧みに防ぎつつ、今年から新たに加わったエンジニアロボットを活用してサポート・ボックスを5ヵ所全てにデプロイした「SMARTROBOT」が勝利。

速攻が持ち味の「華南の虎」と巧みな連携が光る「SMARTROBOT」の持ち味を活かした戦い方で、互いに1勝1負という状態。

このあたりで、観客席のボルテージはかなり高くなっており、熱のこもった声援が響いていました。

3ラウンドは、1ラウンド目の速攻を上回る圧倒的な速度と正確さで攻め込んだ「華南の虎」が勝利し、ここで優勝に大手。

4ラウンド目は、互いのヒーローロボットが十分に弾を持った状態で激しい撃ち合いが行われる
白熱した展開になりましたが、「華南の虎」のベースロボットが「SMARTROBOT」のヒーローロボットを撃破すると、ヒーローロボットの攻撃で敵のベースロボットにトドメをさし、試合終了!

優勝は華南理工大学

RoboMaster 2017の優勝は「華南の虎」こと華南理工大学。

トロフィーを掲げて勝利を喜ぶチームメンバーたち。
RoboMaster 2017で優勝した華南理工大学チーム

メディアのインタビューにこたえるリーダー。
RoboMaster 2017で優勝した華南理工大学のリーダー

感極まって涙を流す人も。
RoboMaster 2017で優勝して喜ぶ華南理工大学のメンバー

こちらは勝利の胴上げ。
RoboMaster 2017で優勝して胴上げをする華南理工大学チーム

華南理工大学チームのヒーローロボット

圧倒的なスピードと正確さで勝利を物にしたヒーローロボット。後のインタビューで確認したところ、車輪は市販のものを使用しているそうですが、正確な操作を可能にするためのプログラムを含めたチューニングを徹底的に行ったとのこと。また、オペレーターは1日に5時間以上も操作の練習をしていたそうです。
RoboMaster 2017で優勝した華南理工大学のヒーローロボット

こちらは数々の敵を葬り去ってきた主砲。
RoboMaster 2017で優勝した華南理工大学のヒーローロボットの主砲

DJI RoboMaster 2017取材の感想

筆者にとってのRoboMasterの魅力は、白熱した試合とそこに垣間見える人間ドラマです。中国語がわからないため通訳さんをとおして一部の説明を受けただけですが、それでも各地からいろいろな思いや野望をもって集まった学生たちが繰り広げる人間ドラマの熱さが感じられました。

また、ロボットの性能差だけでなく、各チームの作戦などにも個性があるため、まるでチェスや将棋を見るようなおもしろさもあり、ロボ・バトルの奥の深さを感じた次第です。

ロボットの大会だからといって、決して無味乾燥なものではなく、人と人の真剣勝負がくり広げられる点と大会側がそれをうまく演出している点は出色といえるでしょう。

RoboMasterに関する日本語の情報がほとんどないため、観戦のハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ルールさえわかってしまえば映像を見ているだけで十分に楽しめるはずなので、ぜひ、チェックしてみてください。

DJI RoboMaster 2017を動画で観よう

今回大会の様子は、こちらの以下のRoboMasterの公式Twitchチャンネルで、アーカイブが視聴できます。ぜひ、白熱したバトルの様子をチェックしてみてください。

DJI RoboMaster 公式Twitchチャンネル(英語)

RoboMaster公式サイト(英語)

» https://www.robomaster.com/en-US/robo/2017

DJI 公式SNS アカウント

» facebook.com/dji.jp
» twitter.com/djijapan
» youtube.com/DJIJapan
» instagram.com/dji_japan

DJI 公式ウェブサイト

» www.dji.com/jp

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